ネットワークスペシャリストとCCNAどちらを勉強するべき?
未経験で入社当時、
「ネスペは意味がないからCCNAを勉強するべき」
と言われて以来ネスペから疎遠になっていましたが、いざ勉強してみると必要な知識が多くありました。
自分自身どちらを勉強するかしばらく悩んでいたので、この記事で同じ悩みを持っている方が、早く勉強に取り組める後押しになれば幸いです。
以下より、ネスペとCCNAを勉強するとできるようになることを紹介していきます。
ネットワークスペシャリスト
1.基本的な用語や通信の概念が理解できるため、ミーティングや要件定義書、仕様書で出てくる内容についていけるようになる。
2.幅広い分野の学習が必要になるため、知識不足の分野が洗い出され、その後の学習の方向性を見出せる。
3.なんとなくで覚えていた知識が自分の言葉で説明できるようになる。
4.パケットの中身を知ることでキャプチャしたデータを読み取りやすくなる。
5.Cisco語ではなく汎用性のある言葉で覚えられる。
ネスペは触れる内容が深く、午後問題の全てが記述式なので、なんとなく意味を理解しているだけでは解けません。
例えば、
「IGMP」一つをとっても、
- IGMPとは何?なぜ必要?
- IGMPスヌーピングはなぜ必要?
- IGMPv2とIGMPv3の違いは?
- PIMとは何?
など、知るべき内容が多くあります。
ここまで深く知らないと業務ができない訳ではないですが、会話やミーティングの中で「IGMP」が出てきたときに、
内容を理解し質問ができるようになる
、という部分が重要なメリットです。
CCNA
1.Cisco機器の設定を覚えられるため、実務に直結する。
2.Ciscoライク機器の設定もある程度できる。
3.他の人が設定したconfigを読み取れる。
4.ステータス確認やデバックコマンドによるトラブルシューティングができる。
5.ネットワークに特化して学習できる。
CCNAの学習は机上ではなく、実機やパケットトレーサーを利用しての学習になるため、知識と技術を紐付けで覚えることができます。
新品機器のセットアップやVLAN、STP、OSPF、ACLなどの基本的な設定ができるようになるため、
機器の設定に多く関わる職場では戦力になれる可能性があります。
まとめ:ネットワークスペシャリストとCCNAどちらを勉強するべき?
CCNAだけを勉強していてもネットワークの知識として不足する部分が出てくるため、ネスペも合わせて勉強する必要があります。
個人的にはネットワーク機器の設定業務が中心ではないため、ネスペを先に勉強してからCCNAに取り組んだ方が設定する際の理解が捗ったかなと感じました。
また、先駆者たちからのアドバイスは取り入れつつも、実際に自分で取り組んで必要、不必要を判断するべきだと思いましたので、まずは自分でやってみることが大切です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。