「陸特」とは陸上特殊無線技士の略称です。
コチラが資格者証↓
無線資格の種類は数が多く
と疑問に感じている方に
と答えてあげられる記事になっています!
✔︎陸上特殊無線技士ってこんな資格
✔︎実際の難易度・合格率
✔︎電気通信業での役割
陸上特殊無線技士とは
小規模な陸上無線基地局の操作を行うための資格です。
操作できる範囲は第一級〜第三級の資格毎に異なり、下記のように決められています。
第一級陸上特殊無線技士
多重無線設備の固定局・基地局など。
第二級陸上特殊無線技士
VSAT等小型の地球局(通信衛星用)、多重無線設備を除く固定局・基地局・移動局など。
【※周波数等に制限有り】
第三級陸上特殊無線技士
固定局・基地局・移動局など。
【※周波数等に制限有り】
放送局(TV中継)、電気通信事業関係、防災行政無線、無線中継所、警察、消防、MCA、タクシー無線、小規模基地局
合格率・難易度は
難易度:★★☆☆☆(やや易しい)
合格率は日本無線協会ではなく、「総務省」のWebサイトで公開されています。
H30年度陸特の合格率
第一級を受験した感覚ですが、過去問からの出題割合が多いので、
勉強の仕方次第で、「8割」くらいの合格率は目指せます。
の記事でも言っていますが、
第三級〜第一級までをステップアップして取得するのは、「お金」と「時間」の無駄なのでやめましょう!
全て一発合格だとしても約1年間かかり、受験料も[17,689円+交通費]と高額になってしまいますよ。
試験内容・養成課程(講習会)
陸特を取得するには、通常の筆記試験で取得する方法と、養成課程で取得する方法があります!
試験内容
試験料
第一級:6,363円、第二、三級:5,663円
試験日
年3回:6月、10月、2月
試験地
東京、札幌、仙台、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本、那覇
試験科目
2科目:無線工学、法規
※合格基準は下表の通り[合格点/満点]
養成課程(講習会)
試験料
第一級:68,850円、第二級:30,350円
第三級:22,650円
試験日
養成課程の日程内で実施
受講地
全国各地:第一、二級については試験地とほぼ同じですが、第三級は幅広い地域で実施されています。
試験科目
2科目:無線工学、法規
※講習内容は下記の通り
私は、第一級からの受験を推奨しているので、第一級の養成課程だけを評価すると、
電気通信業での役割
・防災無線工事
- 各キャリアのエリアをカバーする為の鉄塔や電柱の建設+アンテナ等取付工事。
- アンテナ等の設備更新工事。
- 新しい周波数帯に対応する設備追加工事。
防災無線
- 宅側でのアンテナ・ケーブル・無線機器の設置工事。
- 屋外での柱の建設・スピーカー等の防災機器類設置工事。
陸特の役割で大変なこと
移動体通信工事等では、基地局の建設工事や既設設備の更新工事などがあるため、
✔︎その分イレギュラーな事も多い。
✔︎電波を止める時間に制限がある。
というような前提があり、
無線工事は電気通信業の中でも、比較的大変な仕事です。
まとめ
陸特は電気通信業界では、需要が多くなってきている陸上無線基地局を操作するための資格です。
資格取得を目指すなら、