工事担任者とは?-総合種一発合格者が語る[合格率・難易度]

shachikun
私は電気通信業界で約10年間勤務。「DD1種」と「総合種」に一発合格しています。

工事担任者の資格は、DD種・AI種それぞれに第1種〜第3種まであって、

どれから受験したら良いか迷いますよね?

この記事を読むと、

「どの資格から受験すれば良いの?」
「そもそも工事担任者ってどんな資格?」
「実際に試験って難しいの?」

という疑問を解決することができます!

【この記事で分かること】
✔︎工事担任者ってこんな資格
✔︎実際の難易度・合格率
✔︎受験するオススメの順番

初めに結論

工事担任者はそれほど難しい資格ではないので、第1種または総合種から受験しましょう!

 

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工事担任者とは

電気通信回線と端末設備等を、接続するための資格です。
分かりやすく言うと、種別毎に下記のような時に必要な資格になります。

AI種:メタルケーブルと保安器・その配下の機器または配下の機器同士を接続する時
PBX、電話、ファクシミリ、ISDN機器など
 
DD種:ONUとその配下の機器または配下の機器同士を接続する時
IP-PBX、IP電話、PC、ルーター、ハブなど

 
つまり、電気通信工事の中でも特に宅内の工事で必要とされる資格です。
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第1〜3種では、工事できる範囲が異なります。
 
また、電気通信事業法では、下記のように定められており、

電気通信事業法第71条

第七十一条  利用者は、端末設備又は自営電気通信設備を接続するときは、工事担任者資格者証の交付を受けている者(以下「工事担任者」という。)に、当該工事担任者資格者証の種類に応じ、これに係る工事を行わせ、又は実地に監督させなければならない。ただし、総務省令で定める場合は、この限りでない。

2  工事担任者は、その工事の実施又は監督の職務を誠実に行わなければならない。

※引用:一般財団法人 情報通信振興会

接続工事には工事担任者が求められることから、

資格者が多くいることで、【安全で確実な工事を行う企業として信頼性をアピールすることができる】と謳われています。

工事担任者は、「電気通信工事業界の方」に多くの需要がある資格と言えますね。

第1種・総合種の合格率は

近年5年間の第1種・総合種の合格率と合格率推移は下記の通りになっています。

AI第1種  :23.8〜36.6%[4.5〜7.3%]
DD第1種:24.2〜33.3%[12.7〜20.7%]
総合種     :17.1〜26.5%[8.0〜12.3%]
※[]内は3科目受験者
 
[各種別の合格率推移(近年5年間)]
□AI第1種

□DD第1種

□総合種

※参考:日本データ通信協会 データ通信国家試験センター

【考察】
AI第1種とDD第1種の合格率は比較的同じパーセントですが、総合種はそれよりも低い合格率となっています。

また、各試験毎に3科目受験者の合格率が平均合格率よりも非常に低いので

  1. 「初めから科目合格を見据えての受験」
  2. 「学習スケジュールに問題がある」

ことが考えられます!

難易度・受験する順番・免除科目

合格率だけ見ると難しい資格に見えますが、実際はそれほど難しい資格ではありません。

電気通信業では1番最初に取得を目指す入門のような位置付けの資格ですし、

実際の試験では過去問からの出題が大半を占めているので、過去問を網羅していれば他業種や学生の方でも合格することが可能です。
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私も学生の頃と新入社員時代に取得しました!
 
受験する順番は「第1種」または「総合種」からがおすすめです!
 「なぜ第1種や総合種からが良いの?」
お金と時間の節約になるからです。
 
試験は半年に1回なので(複数受験も可能ですが)、単純に第3種〜第1種をステップアップして取ろうとすると、1年半かかり受験料も3倍かかります。
それよりは、
  • 独学での長期間の学習スケジュールの設定
  • 通信教育を活用しての合格率を上げる
ことで、一発合格をめざしましょう!
(※そもそも難易度がそれほど難しくないということが根本にあるからですが。)

受験するオススメの順番はDD1種
先ほどの合格率を見ると、「DD第1種」の3科目受験者の合格率が、
AI第1種と総合種に比べ高いので、下記の流れがおすすめです。
✔︎DD第1種を取得し→総合種を取得
 
総合種の科目免除資格は下記の表の通りで、DD1種を取得していると、「基礎科目」が免除になります。
[総合種の科目免除資格一覧]
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総合種の2科目受験者合格率「12.8〜24.1%」=3科目の倍に近くになります!

まとめ

工事担任者とは、主に宅内での「電気通信回線と端末設備を接続するため」に必要な資格です。

資格取得を目指すなら、

第1種または総合種の一発合格を目指しましょう!

難関資格と紹介されていることが多いですが、それほど難しくないからです。

電気通信事業法で定められている通り、電気通信業で接続工事に関わる方には、必須資格です。

◎学習スケジュールに自信のない方▶︎通信教育講座も視野にいれてみましょう↓↓

また、DD第1種またはAI第1種を取得してから総合種を目指す際には、

学習したことを忘れないように、間を置かず学習に取り組みましょう!

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