なぜインフラエンジニアに転職するのか
未経験でエンジニアになると、大きく以下のことを犠牲にする必要があります。
- 現職でのキャリア・給与
- プライベートの時間
勤続年数が長い分、役職とともに給料も上がっているはずですが、未経験だと一からのキャリア形成になるため、給料は必然的に下がります。
また、仕事を覚えるにあたり、基本情報技術者・通信の仕組みやプロトコル・Linux・CCNAなどの前提となる知識が必要になるため、自発的に学習する必要が出てきます。
基本情報技術者
情報処理技術者としてベースとなる知識が網羅され、エンジニアの登竜門なので適正があるか判断が可能。
通信の仕組みやプロトコル
インフラを構築・運用していく上で必要な知識。
Linux
Linuxサーバーを操作する時に必要。
CCNA
Ciscoルーターやスイッチを操作する時に必要。
それに加えて、新しい技術やセキュリティに関する情報などの把握を求められ、初めのうちは特にプライベートの時間を勉強に全振りしないとついていけません。
ミーティングや業務指示も専門用語が多く出てくるので、未経験だと理解できない内容が多いです。
給料も下がっている中、プライベートで勉強をするモチベーションを維持するには、明確な目標やビジョンがないと難しいという訳です。
「なぜエンジニアになりたいのか?」
自分に問いかけた時に、悩むようであれば一度エンジニア転職について考え直すことも必要だと思います。
勤続するメリットも多くある
同じ企業で勤続するメリットには、以下のようなものがあります。
- 給料がベースアップしていく。
- 人間関係が確立して仕事がしやすい。
- ある程度の経験年数があれば、身に付けた知識でおおよその仕事をこなせる。
- 技術面での変化が少ない業界であればプライベートで自由に使える時間が多い。
勤続年数が長いほど、仕事や人に融通が利いて自分のペースで仕事が進めやすくなります。
また、勉強にフルコミットしなくて良い分プライベートで使える時間も多くあります。
勤続年数が長くなるほど、仕事がパターン化して面白くないと感じることもありますが、
人生仕事が全てではないと割り切って、転職しないという選択肢もありだと思います。
※プライベートを充実させたり、副業で早期退職を目指したり選択肢はいろいろあります。
まとめ:なぜ未経験でインフラエンジニアになりたいのか
インフラエンジニアへ転職する前に、
給料が下がってプライベートの時間を費やしてまで、インフラエンジニアになった後に成し遂げたい目標やビジョンがあるかを改めて考えてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回、STEP2として「インフラエンジニアの仕事内容とは?」について紹介していきます。